LGBTという呼称

LGBTという呼称を聞いたことがあるでしょうか。LGBTとは、レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーという言葉の最初の頭文字だけを繋げた略語です。厳密に言葉にするなら、より沢山のセクシャルマイノリティーを表す言葉が入っていないので、かなり大まかに表現された呼称であると言えます。

日本において現在LGBTと呼称される人々の割合は、約8パーセントと言われており、左利きの人々とほぼ同じくらいの割合となっています。決して珍しさや違和感を感じるような少数派ではありません。歴史的な観点から見ても、日本の江戸時代から性自認が異なる人や性的指向が同性である人は存在していましたし、その時代の人々は当たり前のように受け入れていた事が文献などで垣間見る事ができます。それでもなぜ今、LGBTという言葉を新たに使うようになったのでしょうか。日本で、この呼称を使うようになったのは、米国が以前から使っていた言葉が最近になって日本に入ってきたためです。米国でエイズ問題の活動を皆一緒に組んでやろうと、自分達の連帯の呼称としてLGBTと表したことが、この呼称のはじまりです。
 
決してセクシャルマイノリティーの人々全てを示す呼称ではなく、昔から共にあったのだという歴史を踏まえた上で、差別することなく、この言葉が一人歩きしないような社会が望ましいと言えるでしょう。